先日、ブログを読んでくれている友人から「ブログの最後の得点評価なんだけど、『ドクタープリズナーを10点としたとき』のところでいつも吹き出す」というご指摘をいただきました。それも当然で、ドクタープリズナーのレビュー書いてないのに、ドクタープリズナーを10点とされても・・・ですよね笑
ブログを始めた頃はドクタープリズナーのレビューすぐにでもやろうと思ってたんですが、だんだん内容も忘れてきてるし面倒くさいしで、たぶんやりません笑
さて今日は、見終わったばかりの「キング・ザ・ランド」。このドラマ、韓国ドラマのテンプレ満載だし、よどみなく流れるようにタイアップのシーンが続々と映し出されるし、第1話を見た後でだいたい16話までの大まかな展開を予想できるのに、なぜ僕はこれを大好きだったのか笑 そればかりではなく、非常に優れた物語で、これまで見たラブストーリーの中でもなぜ、かなり上位だと思うほど良かったのか笑
美しい人たちが、純粋に美しい気持ちを、美しく伝えあう癒やしドラマ
いや、もちろん「財閥の御曹司」ドラマなので、当然のことながら激しく敵対する意地悪な人が肉親にいる設定ですし、その人はいろいろ陰謀を仕掛けては来るんですが、本作においてはそういう部分は「ほぼ、ちょっとしたスパイス」程度で、それほど迫力はないんです笑
それより本作の特徴は、「普通のラブロマンスよりもやや早めに2人の気持ちが通じ合う」ということで、気持ちが通じ合った後は、主人公のジュノくんのセリフが、80%ぐらい「とにかくカッコよすぎること」と「歯の浮くようなこと」だけで占められるということ。
というより、それ自体が特徴なのではなくて、それら「カッコいいこと」と「歯の浮くようなこと」がすべて、ほんとにひたすらカッコいいうえに、なんならグッとくるんですよ笑
それはなぜかと言うと、ジュノくんとユナちゃんが、本当に本当に2人ともものすごく美しくて、本当に本当にとてもかわいいからですよねー。。。そして、言っている内容が、本当に純粋で美しいことばかり。この、「純粋で美しいこと」って実はドラマの中では意外に扱いが難しくて、少しでもそれが嘘に聞こえたり絵空事に聞こえたりしたら、その瞬間にそのドラマはダサダサなんですけど、本作は最後までひたすら純粋で美しくてかっこよかったです。そのテンションを最後まで一つも揺れることなく高いレベルでキープした主人公2人、本当にさすがはスーパースターだったと思います。もうほんと、癒やされました。
冷静に考えると、ジュノくんは「財閥の御曹司」という立場と「有り余る財力」と「権力」をバックにしてそういう「純粋で美しいこと」を実現していくんですけどね笑 本作ではそうしたこともほとんど忘れさせるぐらい、とにかくジュノくんとユナちゃんが美しくてキレイだった!
2人ともほんと、性格良さそうだよね笑
私生活で、実際の人間として、演者の性格がいいかどうかなんてドラマ鑑賞に全く関係ないんですが、ジュノくんもユナちゃんも本当に性格の良さそうな笑顔してますね。このあたり、見ている我々も「同じ人間」なので、必ずそうした何らかのシグナルを受け取るものです。
本当に性格がいいかどうかは知りませんよ?なんなら本当にそんなの関係ないんですけど、そうじゃなくて「性格良さそう」と思って見てるほうが、こちらも幸せなわけで、そう思わせてくれるってのは、それだけ演技の質が高いっていうことなんじゃないかと思います。あとね、多分、ジュノくんとユナちゃん、お互いに非常に敬意を持ってリスペクトしながら接している雰囲気があって、そういう「ドラマの内容に直接は関係のない空気感」というのも凄く良かったと思います。
最近、テヨンにドハマりしてからというもの、少女時代のいろんな映像見てますが、それ見てる限りでは少女時代ってみんな本当に性格良さそう笑 ユナちゃんもこのドラマで大ファンになったのでvlogとかいくつか見てみましたが、ホンット、性格良さそう笑(・・・まあ、そのように振る舞う仕事でもあるけど笑 でも、にじみ出てくるものってあるじゃないですか)
ただ、ジュノくんもユナちゃんも、カメラアングルに対しての 目ヂカラの決め方とか、口角を上げる角度とか、目の表情とか、顔の角度とか、本当に完成度が高くてさすがプロフェッショナル。2人のアップで、何度魂持っていかれたことか笑
現実では難しい夢を、美しい2人が次々と叶えてくれる
本作は、タイアップのプロモーション部分がメッッッチャ多いんですけど、普通に見てる分にはそういうことに違和感を抱かないほど、うまく台本の中に消化していたと思います。もうね、タイアップ多すぎて、もう一回最初から「タイアップいくつあるの?」を数えながら見直してみたいほど笑 第10回ではみんなでタイ旅行に行って、これが映像的にたいそう美しい回だったんですが、マーケ畑出身者としては「いや、タイ観光局とかのタイアップだよね」と思ってしまいます笑(違うかもしれないけど、違う可能性は小さい)
これは、グループ企業の中で頑張って成績一位を取った人への褒章として会社がプレゼントした旅行、という設定なんですが、これをジュノくん演じる本部長は「会社の規則を勝手に無視して旅行を与え、なおかつ自分もついて行って愛を深めてくる」という大問題の回笑 でもタイアップなんで、心配しなくていいんです笑 旅行から韓国に戻っても会社の誰も問題にしないから笑
でも、上記のような「仕事の褒章として仲間だけでの海外旅行」とか、実際には実現しないけど「そういうのがあるといいよねー」というようないろんな夢を、このドラマが次々と叶えてくれるわけです。たとえば「何でも話せて、心から信頼できる大親友」とか、「なんでも叶えてくれるイケメンの彼氏」とか、「超人間的な包容力でなんでも理解して受け入れて応援してくれるイケメンの彼氏」とか笑 「インスタのフォロワーが、1742万人いそうな絶世の美女が彼女」とかもね笑 あとはそうね、「従業員のことを誇りに思ってくれて、待遇を上げてくれて、しっかり守ってくれる上司」とか笑 「売上至上主義じゃない経営者」とか(ジュノ氏多いな笑)
こういうのを数え上げていくとほんとたくさんあって、それらがすべて処理が上手で、嫌味がなく、演出も演者のレベルもとても高かったと思います。
先日見てた「麗<レイ>8人の花萌ゆる皇子たち」が想像以上に遥かに重たい作品だったので、見終わった後、軽く楽しめるラクなラブストーリーを何本か見ましたが、これがダントツで面白かったです。素晴らしい。
★ドラマの得点 12点★(ドクター・プリズナーを10点としたときの評価です)
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