「ペーパーハウスコリア」で主演クラスのポジションだったチョン・ジョンソさん、あのドラマでは本当にかっこよくて、すごくエッジの立った存在感が際立ってましたね。僕もすっかり魅了されて、他のドラマでの姿が見たくなり、わざわざU-NEXTに再加入して本作を鑑賞しました笑
韓国ラブコメのテンプレだけで作った、なんかテキトーな作品…笑
わざわざこの作品を見るためにU-NEXT再加入したわけだし、チョン・ジョンソさんが見たくてこのドラマを見始めたので、まあ最後まで見ましたけど・・・って感じのドラマでした笑
見たのがもう何か月か前なので細かい内容はもう頭の中に残ってないんですが、要は「無名の売れない女優が、ワケあって友達との偽装結婚を演じる」「その偽装結婚の相手の弟が激しく絡んでくる」という内容のドラマで、こういうのを見ると、さすがに「作り手はいったい視聴者に何を伝えたかったのか笑」って一瞬考えてしまいますね笑
そもそも、また「子供の頃の交通事故にトラウマを抱えた超イケメン財閥御曹司」なんですよ・・・笑 なんで???笑
この、「子供の頃の交通事故にトラウマ抱えた超イケメン財閥御曹司」設定って、僕が今思い出せるだけでも「社内お見合い」、「彼女はキレイだった」、「生まれ変わってもよろしく」と、3つもあるのに、4つ目なるとさすがに「え??またなの??????」ってなりました笑 これはいくらなんでも安易すぎでしょ
しかも偽装結婚って・・・笑
この「恋愛偽装」とか「結婚偽装」とかのシチュエーションもありふれていて、このありふれた材料を使うなら、よほどストーリーに新鮮さがないと・・・
これほど「けなげな姫ポジション」が似合わない女優も珍しい
それにしても、ドラマ一本作るにあたっては、「恋愛体質」の中で描写されてたように社内で当然企画会議とか厳しいチェックとかがあって制作開始になるわけですが、こういう「子供の頃の交通事故にトラウマを抱えた超イケメン財閥御曹司の結婚偽装もの」というアイデアがでてきたときに、「いや、それはもうやめましょうよさすがに」・・・ってならないものなのかな?
それとも逆に、シナリオに対して上層部が「いや、子供の頃の交通事故のトラウマは? え? ないの? ダメだろ、それ入れないとーーー」とかって言うのかな笑
チョン・ジョンソは役柄としては、割に合わない偽装結婚を軽い気持ちで引き受けたものの、当然のことながらそれが重たくのしかかってきて、結局色んな人に迷惑をかけつつも引くに引けなくなって涙をこぼしたりする、という、いわゆる「けなげポジション」なんですが、まあこれが似合わないんですよ笑
そもそも、彼女の顔立ちって「わーーーー、かわいいーーーーーー!」って顔立ちではなくて、どっちかって言うとナチュラルメイクをした場合は「すごい普通の人」の佇まいになるわけです。「けなげポジション」の役柄が似合うためには、少なくともクセのない普通の美人でなきゃだめなんですねー。。。よくわかりました。
で、ドラマ自体のストーリーもいまいち盛り上がりに欠けるし、「偽装結婚」に対して共感できる部分も少ないので、見終わった感じも何も残らなかったです・・・
ご本人がラブロマンスを希望されてましたが、今後は・・・?
以前見たYouTubeのプログラムで、チョン・ジョンソさんになんかいろいろ聞く系のコンテンツがあって、その中で彼女は「これからはラブロマンスに挑戦してみたい」という趣旨の発言をされてました。MCから「いや、もうあなた一つやったじゃない」ってツッコミをされてましたが(つまりソン・ソックと共演した「恋愛の抜けたロマンス」のことを指している)、彼女は「いや、あれはラブロマンスではないので」というような受け答えをしてました。
どのコンテンツで見たかもうわからないのでソース出せないんですが・・・
で、彼女の望み通りラブロマンスをやってみたわけですが、おそらく評判イマイチだったでしょうねー、あれでは。
やはり、彼女はキリッとしたメイクのものすごいとんがった役、というのが今のところは似合っていて、ラブロマンスやるより悪役か犯罪者の役やったほうがよっぽどかっこいいんですが、そういう「かっこいい作り」にしたときの素晴らしさは並ぶものがないほどなので、今後の方向性がどうなるのか、期待しつつ見守りたいと思います。
まあ、今回の作品は、「チョン・ジョンソ使ってなにやってんのあんたら?」って制作陣に言いたくなる、ちょっと残念な出来栄えでした笑
★ドラマの得点 8点★(ドクター・プリズナーを10点としたときの評価です)
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