オットケテンゴヤ?

韓ドラの話題90%以上(好みの合わない方ゴメンナサイ)

■【韓ドラ】今年見て面白かったドラマベスト5

 僕は何十年ものあいだとても映画が好きで、数多くの作品を見てきましたが、韓ドラを見るようになってから映画をまったく見なくなりました。たまに見ても韓国の映画ばかり。理由は簡単で、①韓国のドラマとにかく面白すぎる②ドラマや映画で、韓国語を喋ってない時点でもうあまり見たくない笑

 今年もたくさんの素晴らしい作品と出会いました。その中で、僕が大好きだったベスト5を選びました。

第5位/プロデューサー

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 キム・スヒョンチャ・テヒョンコン・ヒョジン、IUの4人が主演、その他豪華カメオ出演多数。実際のテレビ局(KBS)を舞台に、当時実際に放映されていた人気番組「1泊2日」や「ミュージックバンク」の制作の裏側と、4人の人生模様と恋模様を描いた群像コメディ。この作品、2015年の作品ですが、今見てもとても面白いです。登場人物の「人生の断片」をコミカルに描いていて、グッときたり笑えたり心が温かくなったりするいい作品です。あと、「テレビ番組制作の裏側」とは言っても、関わる人間ほぼ全員がちょっと間が抜けていたり、どうでもいいことにばかりものすごく一生懸命になったりと、KBSが自社を舞台にして制作したドラマなのに、ものすごいセルフパロディが効いてるのも見どころ。局長とチーフプロデューサーは「昼に何を食べるか」が毎日最重要の課題だったりとかね。中でもキム・スヒョンさん演じる新人プロデューサーのペク・スンンチャンの天然ぶり、朴念仁ぶりは最高です。ボサーッとした顔の演技とか、ちょっと褒められて嬉しさを隠しきれないアホな子の演技とか、全然仕事ができない感じとか、本当に笑わせてくれます。このドラマのいいところは、このペク・スンンチャンがドラマの期間を通して、別に大して成長もしないというところ。いろいろやらかしたり酒癖が悪かったり、恋が迷走したり人に迷惑をかけたりしながら、一生懸命に仕事をして、たいした成果も出せません。でも泣いたり笑ったりスネたりしながら、「それでも人生は続いていくよね」というメッセージが伝わってきます。登場人物全員そうです。「いろいろありながらも、それでも人生続いていくんだよね」というドラマで、観てよかったと思わせてくれる作品でした。

第4位/白雪姫には死を〜BLACK OUT

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 2024年の新作の中ではこれは相当面白い作品で、良質のサスペンスです。百想でなにかの賞をとってもおかしくないかな、と思ってますが、とはいえ今年は「涙の女王」と「ソンジェ」が強いのかもしれませんね・・・(両方見てないし、ソンジェに至っては離脱笑)。物語は、小さな田舎の村で起こった2件の殺人事件が発端となります。女子高校生2人が殺され、死体がどこにもないという状況。そして殺されたふたりの同級生コ・ジョンウ(ピョン・ヨハン役)が逮捕され、状況証拠と自白によって有罪が確定してしまい、10年の懲役後出所するところからスタートします。彼はしかし事件の夜泥酔してまったく記憶がなく(BLACK OUT)、自分が友達を殺してしまったのかどうかさえ、なんの確信も持てないまま10年もの時間を刑務所で過ごすことになったわけです。出所した彼を待ち受けるのは、村の人たちの白い目とむき出しの敵意。殺された高校生の親もまだ同じ村に住んでるわけですから、彼は味方が誰もおらず、むしろ迫害されたりもするわけです。そうした四面楚歌の状況の中で、あの殺人事件の真相は果たしてどんなものだったのか、彼は必死に探り始めます。本当に自分が殺してしまったのか、それとも・・・?物語は、回を追うごとに薄い膜を一枚一枚剥がしていくように、真相へと近づいていくんですが、その進行が実にスリリングです。ドラマの途中で「何となくこの人が怪しい」という人が出ては来るんですが、みんななかなかに振る舞いがおかしいわけです。最後に明らかになる事件の全貌には驚愕します。実によくできたサスペンスで、イッキ見が止まらない作品でした。

第3位/シスターズ

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 2022年の作品。巻き込まれ系サスペンスとしては最高峰と思える作品。これは以前ブログ記事でたっぷり書いたのでそちらをご参照ください。

knownfact13.hatenablog.com

第2位/ヒーローではないけれど

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 2024年の新作では、これがダントツに良かったです。チャン・ギヨンが鬱病の父という役で、いままでの「イケメンポジション」から離れてかなり演技の幅を広げた作品でした。相手役のチョン・ウヒさんも物凄く良かった!物語は、チャン・ギヨン演じるポク・キジュの家族が超能力一家で、どんな能力を持って生まれてきたのかはある一定の年齢にならないとわからないという設定。しかもチャン・ギヨンの能力は「幸せだった過去に戻れる」という、誰の役にも経たない自己満足的な能力。しかもあることがきっかけで鬱病になり、能力を失ってしまったドヨドヨ真っ暗な役どころ。その家族に、優秀なセラピストを装って接近してきた、チョン・ウヒさん演じるト・ダヘの目的は・・・? 主人公のチャン・ギヨンが鬱病の主人公なので、いつも目の下にクマがあってどんよりした暗い顔したドラマなんですが、ドラマ全体はまったく暗くないんですよね。コメディ要素も適量入っていて、展開も起伏があって、とても楽しめる内容です。いろんなものを失ったり、孤独だったりした人たちが、少しずつ心を開いて許し合い、癒やされていくドラマ。登場人物がみんな、そうなんです。失ったものが大きかったり、孤独だったりして物語のスタート時には誰もが悲しい人なんですが、みんながそれぞれ癒やされていくヒーリングドラマ。エンディングの演出が本当にお見事でした。あと、OSTがドラマでは聴いたことのない曲調の曲ばかりで、とても印象的でした。ヒーリングドラマ好きな人には超オススメの一作です。

第1位/恋愛体質〜30歳になれば大丈夫

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 これはもう本当に、素晴らしい。僕の人生ドラマです。本当に素晴らしい。もう、そのひと言。毎年1回は観たいドラマです。これもブログに書いたので、そちらをご参照ください。

knownfact13.hatenablog.com

 

 では皆さん、どうぞ良いお年を。来年も、いいドラマに出会えますように。