全豪オープンの男子で、トップ10選手が続々とネクストジェンたちに敗れる、という、なんかとんでもないことが起こってます。
まず最初に負けたのがチチパス。彼はいまランキング12位ではありますが、もともとはトップ10の常連選手。1回戦でミケルセンとかいうまったく知らない選手に負けたとき、テニス友達と「チチパスは長いトイレできなくなってからダメになったよね」なんて笑っていたんですが、続いてルブレフがフォンセカとかいうまったく知らない選手に敗退。このときもテニス友達と「ルブレフとチチパス連絡取り合って今頃一緒に飲んでたら嫌だよね」なんて冗談を言ってたんですが、なんと続いてルードがメンシクに敗退。この人はチェコの選手なのでムコバ推しの僕としては知らない選手ではないんですが、正直、「え?そんなに強かったの?」というイメージ。そして昨日は驚いたことに、なんとメドベージェフがティエンとかいうまったく知らない選手にフルセットの末負けるという、本当に驚きの展開となりました。
で、これらトップ10選手を次々と退けたミケルセン、フォンセカ、メンシク、ティエンの4人は、なんと昨年のネクストジェン・ファイナルズの出場者なんですね! しかもファイナルズでフォンセカはメンシクに勝ってるし、ティエンはメンシクとフィスに勝ってるんですね!強いじゃん!僕はATPにあまり興味がないので、この件、全然知りませんでした。
今回、彼らに負けたチチパス、ルブレフ、メドベージェフ、ルードたち(現26歳〜28歳)世代は、いちばん勢いに乗って強くなる20第前半の頃はまだBIG4が強すぎて結局グランドスラムに勝てたのはメドの全米のみ。「次は彼らの時代」と言われたのはほんの一瞬で、BIG4が引退や衰えで手強くなくなってからはアルカラス、シナーという20代前半のレベチたちにあっさり追い抜かれるという、不遇の世代。そして20代後半になってもう「ここからもっと上っていく」ことがなかなか難しい年代になったときに、アルカラス・シナーより更に下のティーンエージャーたちにも追い抜かれてしまうのかどうか、という瀬戸際に立たされています。この不遇の世代で唯一の期待はズベレフなんですが、次の次、もしかしたらフィスと当たるかもしれなくて、順当に勝ち進んでいくとメンシクに当たるかもしれません。はたしてどうなりますでしょうか。もしかすると、この不遇の世代では「遅れてきた人」トミー・ポールがいま一番強かったりして・・・。
それにしても、昨日メドとティエンの試合、後半だけ少し見てましたが、ティエンってまさかの「カットマン」・・・笑 そもそも、テニスでカットマンっていう言い方はあるのかな? 卓球用語ですよね、たぶん。試合見ててビックリしましたが、とにかくバックもフォアもスライス中心で、遅い球で攻めるタイプなんですよ。ストロークも急速遅いし。いまこの、スピード&パワーがマックスになっているこの時代に、まさかまさかのカットマンが登場して、それがメドベージェフを破ってしまうとは!やはり、遅いボールに対して自分で出力出して速いボールを返すって、けっこう難しいんですね。ラリーのボールスピードが、メドがいくら打っても打ってもティエンのスピードでラリーが続くわけです。
ティエンは超絶シコラーで、全ラリーが超長くなるタイプ。まるでアップみたいなラリーが延々続くんですが、次第次第に、試合見てる方にもなんだか変な緊張感の生まれてくるという、いままでにあまり見たことのないタイプです。守備重視のシコラーの試合って見てて全く面白くないんですが、ティエンはシコラー初の「見てて緊張感のある選手」になるかもしれません。(こういうタイプには、自分で出力マックスにできるルブレフなんかもしかすると強いかもしれませんね。)
まあ、ムコバさんが負けて僕の全豪は終わってるので、あとはネクストジェンたちが今後どういう試合をしていくのか、横目でチラ見しながら来週の日曜日まで行く、という感じになります笑